理事長所信


公益社団法人 長野青年会議所 2018年度理事長所信 中沢 匠



はじめに

時代の変化とともに自らも変化をより求められ。変化とともに新しい可能性を探求していく。

新たな可能性は多くの先達の想いの上に成り立ち、決して忘れてはならない。

 

地域の未来のために

自らが過去と未来を結ぶ伝承者となろう。

 

この素晴らしい団体、長野青年会議所(以下、青年会議所を「長野JC」という。)との出会いは2010年に訪れた。26歳の時に父が病気で一線を退き、父の遺志を継いで何も分からないまま無我夢中で会社経営を始めてから4年の月日が経った頃だった。その頃、私を取り巻く環境は父と同世代の先輩世代との取引が多く、10年後の未来に不安を持つようになっていた。その状況の中、私にとって、同世代の仲間が集まり活動をしているこの長野JCとの出会いは人生の転機となった。

1953年にわずか25名の青年によってこの長野JCは誕生した。そして、創立以来64年の永きに亘り先達が高い志と情熱を持って明るい豊かな社会を築くために運動を展開してきた。我々はこの輝かしい歴史に敬意を表して、先達の理念を受け継いでいかなければならない。受け継がれた理念をもとに地域とともに自己成長を求め、進んで地域の課題に挑戦していく姿こそが、地域にとって必要とされる団体へと繋がると信じている。また、長野JCは常に魅惑的な刺激と新しい視野を私に与えてくれた。明確な目的意識をもち、志を立て、勇気と覚悟を持って何事へも挑戦をするということ。それは、自らが進んで挑戦を求めた人であればJC運動が我々の学び舎として多くの学びや成長の機会をを提供してくれることである。40歳までと決められた活動年齢の中で挑戦ができる機会は限られている。自らが成長の機会を求め、このJCを活用しようではありませんか。他動的参加に自己成長はない。自発的な行動こそが自己成長への近道であり、我々の成長こそが地域の発展へ直結していく。

組織運営

時代の変遷とともに組織の受け皿としての役割も変化させていかなければならない。それは、情報化社会の進歩によって、日本各地、世界各地の同志とのネットワークが繋がり身近に感じられるようになったためである。さらに、経験を積むと同時にメンバー一人ひとりのネットワークが広がることにより、多方面からの長野JCへのアプローチも増え、そのアプローチに対してそれぞれが適切な対処を行うことが重要になってくる一方で、正しい情報が伝えたい人に伝わりにくくなることにも繋がる。やはり、組織の窓口はひとつに集約を行い、統制された正しい情報を共有することが基本ではないだろうか。また、組織運営に欠かせない重要な職務が財務管理である。メンバーには等しく活動費用として会費を負担して頂いている。その自らが拠出した費用が一体どのように使用されているのか、拠出した費用に対してどのような効果を得ることが出来ているのか、その内容をどれくらいのメンバーが正しく理解することが出来ているのだろうか。自らが進んで理解を求めることも大切なことだが、公益社団法人として全ての使途に対して厳正な審査を行い確実な検証をする。その内容を理解してもらうために全メンバーに対して報告する義務がある。また、数字や数式だけにとらわれることなく、使用した資金がメンバーにもたらせた効果が実感できる組織運営を目指したい。

ブランディング

自らが住まうまちの発展に想いを馳せ活動をしているこの長野JC。我々の活動は世間にどれほど認知されているだろうか。情報化が高度に進んでいる現代ではあらゆる手段で簡単に情報を入手することが可能になった。情報化が進行しているときは情報発信の方法が議論の対象となっていたが、高度な情報化社会になりつつある現在、発信するだけではなく相手へ伝えたい情報の届け方まで考えなければならなくなった。膨大な情報が飛び交わされている中でただ発信するだけでは届けたい情報を届けたい相手へ伝えられなくなってきているのである。また、発信する側もただ伝えたいことを発信するのではなく、求められている情報を発信しなければ伝わらない時代となってきているのである。2013年に長野市民を対象に長野JCの認知度のアンケートを実施したことがあるが、その結果は我々の活動世代である青年世代と、青年世代を超えた世代とでは1:3の比率で同世代に認知をされていないという結果が出たのである。我々の活動を一番に知ってもらいたいのは誰なのか。私は間違いなく同世代だと思う。我々の運動を地域に広げるために、まずは同世代である青年世代に活動を知ってもらい理解してもらう。そうでなければ今後の運動の灯が大きくなって行くことはないと考える。長野JCとして確固たる魅力を具現化しブランディングを考えながら青年の運動の輪を広げよう。

長野のまち

2015年はエポックイヤーといわれた年であった。善光寺御開帳が開催され、707万人という過去最高の人出を記録するほど数多くの人々が長野に訪れ、全国的に長野が注目された。また同年北陸新幹線が延伸し、東京-金沢間は飛躍的に距離が縮まり、人々の動線にも大きな変化をもたらした。複数の大きなイベントが同時に行なわれ、長野市は活気づいていたが、それらは一過性のものに過ぎない。エポックイヤーが終わり、様々な変化と経験をした長野をこれからどうしていくべきなのかを改めて考える時期が来ている。長野のまちは観光客にどのように見られたのか。北陸新幹線延伸前には盛んに今後どうなるのかを予想してきたが現実としてはどうだろうか。今回の経験をしっかり検証し、これからの長野を発展させる為には何が必要であり、何を求められているのかを考えていかなければならない。そしてこのことは国内に限ったことではない。政府は、観光は成長戦略の重要な柱と位置付けており、2020年東京オリンピックに向け訪日外国人観光客数を当初の目標であった年間2000万人から4000万人に増加させており、今後更なる外国人に対する対応が要求されてくる。近年長野にも多くの外国人を見かける。それに伴い観光地などでは文化、マナー、言語、宗教など様々な違いから軋轢を生じさせる事態となっている。私はこれらの衝突は基本的には、他国の文化等への認識不足とお互いのコミュニケーション不足から生じているものであると考えている。コミュニケーションを深め、相互理解を促進し、それぞれが相手を尊重し思いやり、おもてなしの心をもって接していけば、外国人に限らず他地域の人々からも長野に愛着を持ってもらえ、地域的にも国際的にも長野の魅力に繋がっていくのではないだろうか。そのうえで長野を発展させていくには、外からの視点、客観的な意識を持たなくてはならない。長野に足りないもの、改善すべきところを正確に把握し、地域に発信していくことが重要なのだ。長野JCには永きに亘り友情を深めてきた姉妹JCであるソウル江北青年会議所、友好JCである台中國際青年商會があり、国内にもRINX‐4等のいくつもの連携を有している。この友情や連携を絶やすことなく今まで以上に絆を深め、国際的な視野や感覚を醸成し、他地域からの意見を吸収することで、私たちが理想とするまちを創り上げよう。

志をひとつに

月に一度、必ずメンバーには訪れる平等な学びの機会がある。それはメンバー一人ひとりに与えられた義務のひとつである例会だ。では、例会とはどのような場だろうか。私はその 場を運営する側、参加する側が情熱をぶつけ合う場だと考える。なぜなら、運営側は想いを 形にするために多くの時間を費やし内容を構築していく。そしてその中で参加者に学びを 与えなければならない。それがなければ参加者が参加する意味を見出すことが難しくなっ てくる。身にならない時間を費やすほど余裕のある人は少ないはずだ。また、参加者にも同 様なことが言える。自らが進んで学びの機会を求め、目的意識を持って参加をしなければな らない。共通して言えることはそこに学びが存在しているのか否かである。ひとつの内容に関して全てのひとが学びを感じることは難しい。だからこそ、委員会メンバーは様々な角度、視点から例会を作り上げていく必要があり、その過程があることで委員会としてのさらなる団結力や個人の成長に繋がるのである。参加メンバーも他人事ではなく自分事として何が学べるのか目的意識を持って例会に足を運ぶことで自らの成長に繋がるはずだ。また、個人のとらえ方のみならず全体としての検証も重要となってくる。事業を行う上で、いかに目的を明確に持ち、その結果生み出される可能性が我々に何を与えてくれるのか考えていくべきであり、その可能性はメンバー一人ひとりが真剣に見返さなければならない。その過程はお互いの成長へと繋がる建設的なやり取りであってもらいたい。全てのメンバーが顔を合わせ同じテーマについて考える。その貴重な機会を大切に思える団体でありたい。

広域的な活動

長野JCには独自の組織運営がある。そして日本各地には696の志を同じく活動しているLOMがある。それぞれのLOMもやはり独自の組織運営が存在している。それは活動している地域の環境も違えば課題も異なり、活動しているメンバーの人数も異なるからである。そんなメンバーと交わることのできるのが出向である。日本JC、北陸信越地区協議会、長野ブロック協議会と毎年多くのメンバーを出向に輩出しているのは長野JCが持つ魅力のひとつだと考える。私は幸いにも4度の出向を経験させていただいた。この出向では日本のみならず世界へと所狭しに飛び回る仲間や日本中を事業の土俵として活動するスケールの大きさ、そして共に長野JCから出向しているメンバーの新たな一面を見出すとともに長野JCでは経験できないことがたくさんあった。そして何より普段出会わないご縁が日を増すにつれて増えてくるということだ。人は人でした磨かれないと言われるがまさしく、ひとつひとつの出会いが成長へと実感できるまたとない機会である。スケールが大きな人材、日本各地に志同じく活動する仲間を持ったメンバーが増えるということは長野

JCの財産が増えていくことに繋がり、長野JCの発展に必要不可欠となる。我々はそんなメンバーの活動を全員で応援をしていきたいと思う。出向者が行うスケールの大きな事業に参加し、出向者の声を聞く。成長したメンバーから我々も成長する機会を得ることが必要である。

自己成長を求めて

近年、これまで長野JCを永きに亘り支えてきた先達が多く卒業し、長野JCの世代交代 が進んでいると言われている。そのような状況下において、我々はどのようにしてこの組織 を成長させ続ければ良いだろうか。魅力ある人の周りには魅力あふれる人が集まってくる、人は鏡であり、自らの行いは自分自身に返ってくる、そんな言葉を聞いたことはないだろう か。すなわち、長野JCが魅力的であれば、自ずと魅力ある同志は集まるはずである。では、 長野JCの魅力とはなんだろうか。それは単純明快なことではないかと思う。今、我々が行 っている活動それ自体がまさしくその魅力を現していると感じるからである。その活動を 是非、身近にいる魅力的な人に伝えてほしい。地域で頑張っている若者に伝えてほしい。地 域のために、個人の成長のためにこの長野JCに所属し、活動していることを、自信を持っ て胸を張って言えなければならない。そして、そのためにも会員としての資質の向上は当然 のごとく問われていくことになる。即ち、我々の成長こそが組織の拡大への近道となるのだ。長野JCが組織として成長を遂げるために、自らも成長を求め、そしてともに歩む仲間を迎 えようではないか。

育児世代としての目線

近年、人口の減少に伴い少子高齢化問題はさらに深刻さを増している。当然、高齢化の問 題は日本全体の課題として様々なところで議論が重ねられている。しかし、何よりも我々が 当事者として考えなければならないのは、育児世代としての目線から、子ども達とどう向き合い、その幸せな将来のために何を行うべきかである。子どもは地域の、そして我が国の将来を担う最も大切な宝である。その子ども達に生きる力を与え、その心身の健全な育成を図ることは、まさに育児世代である我々に突き付けられた最優先の課題ではないだろうか。子どもを持つ父親として、母親として、我々に何が求められているのかを考えていかなければならない。大人であれ子どもであれ、どちらか一方を考えるだけでは問題解決にはならない。時代の変化とともに子どもを取り巻く環境や、育児世代の経済状況も刻一刻と変化をしているからである。こういった変化を様々な観点から検証して問題点を理解し、我々がどのような行動を起こしていくべきなのかを考えることが必要だ。親の当事者意識の低下もささやかれている中、育児世代の我々が、今こそ真摯に子ども達と向き合い、行政や関係諸団体とも協力しながら課題解決へ向けた行動を起こすときだ。

市民意識の変革

少子高齢化の進行と人口減少社会の到来に伴い、日本には今多様化、複雑化した地域課題が山積している。それらの難題と向き合い我々が住まうこの長野のまちをより明るい豊かなまちへと変革するためには、多くの市民を巻き込み、地域と共にまちづくり運動を推し進めていく必要がある。そのために長野JCは旧来から行政や関係諸団体、市民と交流の場を積極的に設け、まちの未来を議論し、協働して様々な事業を展開してきた。近年の代表的なまちづくり事業として、2012年の中心市街地活性化を目的としたながの祇園祭御祭礼屋台巡行の復活、2014年の中山間地域活性化を目的とした信州田舎暮らし体験施設ヤ ングブルー村の立ち上げがある。これらの事業によりまちの歴史や伝統文化、山々に囲まれ た四季折々の原風景といった長野のまちの魅力をより多くの人に伝え、地域コミュニティ の活性化に寄与してきた。しかしながら、このような事業によって市民意識に変革が起こり、市民が主体となった明るい豊かなまちづくり運動へと拡がりを見せることこそが、JC運 動の本質である。市民意識を変革し、市民の主体性を引き出すことは容易なことではないが、我々は青年らしくその難題に積極果敢に挑み続けようではないか。そのためにも、長野JC が永きに亘り築き上げてきたRINX-4を中心とした他LOMとの繋がりを大いに活用 することが重要だ。他LOMとの交流は、様々な環境要因の異なるLOM同士が膝を突き合わせお互いの知恵をぶつけ合うからこそ、まちづくりにおける新たな発想を身に付けることができる貴重な機会である。他LOMとの交流を通じて、広域的な視点で長野のまちづくりを見つめ直すことで、失敗を恐れず向上心を持って新たなまちづくり運動の第一歩を踏み出していこう。そして、未来に向けて夢が溢れる前向きな市民意識を長野のまちへ伝播していこうではないか。

多文化共生の推進

インターネット技術が我々の生活に浸透し、国と国との距離は一気に縮まった。ヒト・モノ・カネ、全てにおいて国家間の壁は低くなり、様々な側面でグローバル競争が当たり前の世の中になりつつある。それにつれ、グローバル化に伴う社会問題が大きくクローズアップされ、米国のトランプ大統領就任に代表されるように、欧米においてはナショナリズムが強まる傾向にある。その結果、国家間の摩擦が今まで以上に目立つようになり、北朝鮮問題も重なって、国際情勢の緊張感はかつてないほど増しているといえよう。これらの問題は、決して他人事ではない。我らが住まう長野のまちには多くの外国人が住み、多くの外国人が観光客として訪れている。日本の社会情勢を鑑みれば、それらの外国人は今後益々増え、まちのさらなる国際化が求められるはずである。だからこそ、我々はまちと人のさらなる国際化の推進に努めなければならない。国際情勢の緊迫度が増すことで、ナショナリズムが過度に刺激され、それらの推進が阻害されるようなことはあってはならないはずだ。ましてや長野市は平和の祭典であるオリンピックを開催した実績を持つ数少ないまちである。JCIが掲げる恒久的な世界平和に向け、我々は民間外交の担い手としての気概を持ち、多くの外国人との異文化交流を積極的に行い、相互理解を深め、多文化共生のまちづくりを牽引するリーダーでなければならない。そのためにも、長野JCが永きに亘り積み重ねてきたソウル江北青年会議所、台中國際青年商會との国際交流の機会を重んじ、その機会を積極的に活用する姿勢が重要である。ソウル江北青年会議所、台中國際青年商會との交流を中心とした国際交流事業を通じて、多様性を理解して重んじ、多様性から生まれる知恵を活用することで、人の成長とまちの活気に繋げていこうではないか。

共感

言わずもがな、長野市は善光寺を中心として発展を遂げてきた門前町である。この善光寺で1400年もの間燃え続けている不滅の常灯明から分火し開催する長野びんずるは、長野を代表する市民祭である。私が幼少の頃よりこの長野びんずるで一番の楽しみだったことは、祖父母や両親と夜市に行くことだった。まつりとして踊りや山車は欠かせないものだと理解しているが、夜市も同じくらい欠かせないものであるはずだ。この両者の調和が活気を増長させ、老若男女問わず集えるまつりとなるのではないだろうか。長野の夏を最高に熱くさせるこの市民祭は、運営側の責任も重大である。長野JCメンバーは全ての市民の笑顔に繋がるこの運営に、誇りと覚悟を持って望んでもらいたい。そして何より運営側も一緒に楽しめる企画運営を行い、第48回長野びんずるを作り上げてもらいたい。本年の長野びんずるは市民総和楽の言葉の通り、全ての市民が集い笑顔になれるまつりにしたい。この日を指おり数えて待つ全ての人のために「市民総和楽・総参加」、そして笑顔あふれるまつりのために。また、冬の門前町をより魅力的に彩る長野灯明まつり。冬季五輪を開催した都市として五輪の精神である平和への願いを繋ぐこのまつりは、ウィンタースポーツを観光資源に持つ長野にとって多くの可能性を秘めている。近年、ウィンタースポーツを目的に観光に来る外国人が増加している。平和を願うこの長野灯明まつりは宗教や人種に関係なく全世界の共通の願いであるはずだ。寒さの厳しい澄み切った長野のまち並みに幻想的に輝くこの平和の灯りは、長野を代表する魅力のひとつだ。第十五回を迎えるこの長野灯明まつりの今後の在り方を模索するとともに、厳しい寒さを温かく照らす冬を代表するまつりとし、継続運営できる仕組みもしっかりと検討を重ねていきたい。

時代とともに

2018年、長野JCは創設65年の節目を迎える。永きに亘り先達が積み重ねてきた運動と、注ぎ込まれた情熱の証として、今の長野JCが存在している。地域における運動のみならず日本青年会議所、北陸信越地区協議会、長野ブロック協議会でも数多くの足跡を残され、全国各地において長野JCの存在価値を示し、広く発信されてきた。今の我々の運動が向上心をもって未来を考え、導かれているのは、先達が残された情熱に支えられていることを忘れてはならない。65年の節目に積み重ねてこられた軌跡を学び、検証することが我々の運動の支えとなる。そして、時代の変化とともにニーズを的確に捉え、我々の活動も進化していくことが求められている。先達から受け継がれた古き良き伝統を未来へ繋げ、長野JCの新たな道標となる未来を描きたい。新たな未来を具現化するうえで、先達が描いた未来の経緯を検証するとともに、実現に向けた明確な意図をメンバーの想いと重ね、発信することが必要不可欠である。また、我々の活動は「明るい豊かな社会」の実現を目指し、運動を展開している。地域に住まう青年経済人として先頭に立ち、地域に対して存在感を示していかなければならない。我々の運動が地域から必要とされ、地域に認められることで、長野JCとしての誇りが生まれ、自信へと繋がる。この自然豊かで魅力あふれるまちに住まう人々が明るい未来を描き、四季折々の魅力を感じて生活していくことを心から願う。それには地 域に根付いた事業を通じ、そこに住まう人々と結ばれ、地域の発展とともに成長することで、この先も決して終わることのない明るい未来を創造する運動を展開していくことこそが我々の使命である。先達が築き上げてきた歴史に感謝の心を忘れず、我々の運動を昇華させ、未来への懸橋となる唯一無二の存在でありたい。

終わりに

私はこの長野JCに入会してから数えきれないほどの人とご縁をいただいた。そのご縁は 常に刺激的で新しい世界をたくさん見せてもらった。そして、そこには常に成長へと結びつくきっかけがある。失敗を恐れず積極果敢に挑戦していけるのもこの青年世代しかない。だからこそ、何事にもチャレンジする気持ちを持ち続けられる長野JCでありたい。また、単 年度という組織運営は毎年、新たな出会いとご縁を提供してくれる。そんな機会を大切にしつつも先達が築き上げてきたこの歴史ある長野JCの伝統を継承し、積み重ねられた実績 から学ぶことはたくさんある。時代の変化に対応し我々の活動も変化をしてきたが何気な くその変化に対応するのではなく変化の先を見据えながら我々も未来を描くことが必要だ。

65年の節目に歴史ある長野JCの運動を理解し先達の想いを胸に刻みながら、我々の運動を未来へ結んでいくことが、地域の未来とともに我々の未来へと繋がるはずだ。

 

「結」  ~  未来への懸け橋となれ  ~